花カレンダー
その季節に咲く、いちばん綺麗な花を見にいこう。
頼成の森に咲いている花の見頃を、以下のカレンダーで紹介しています。訪れる前にご確認いただければ、最も美しい花の姿をお楽しみいただけます。各花の簡単な説明もあり、ぜひご一読ください。また、詳しくは森林科学館内の資料をご覧ください。
横スワイプで全体をご確認いただけます。
1ユキバタツバキ
見頃3月中旬〜4月下旬
筒状の5弁の花を咲かせます。色は赤いものが多く、万葉集の頃から愛された、日本固有の木です。
2サクラ種
見頃4月上旬〜4月下旬
日本の春を代表する樹木で、白色や淡紅色の花が咲きます。園内に自生しているキンキマメザクラやカスミザクラの他、ソメイヨシノやサトザクラ類のような栽培品種があります。
3キタコブシ
見頃3月下旬〜4月下旬
春にサクラと共に咲く、白い花が美しい樹木です。地方によっては田植えや種まきの時期を知らせる花として、農家の方に古くから親しまれていました。
4ユキグニミツバツツジ
見頃4月中旬〜5月中旬
枝先につけるひし形の葉が特徴的な、紅紫色の花が咲く低木です。多雪地域に分布し3枚ずつ葉がつくことから、このような名前が付けられています。
5ヤマツツジ
見頃5月中旬〜5月下旬
花は赤色になるものが多く、花冠の先が5つに分かれています。ツツジの仲間の中では最も背丈の高い花となります。
6アジサイ
見頃6月中旬〜7月中旬
梅雨の時期に咲く、日本の代表的な花木です。中心部にある小さなつぼみのような部分が花で、周りの花びらのように見えるものは萼(がく)が発達したものです。
7タニウツギ
見頃5月中旬〜5月下旬
淡いピンクの花が咲き、先の尖った葉が向かいあってつきます。谷などに多く自生していることが名前の由来です。
8ホオノキ
見頃5月中旬〜6月上旬
15〜20cmほどの大きな白い花が上向きに咲き、甘い香りが特徴的です。葉も大きく、食べ物を包むのに使われました。
9フジ
見頃5月中旬〜6月上旬
稲のような長い紫色の花序が垂れて咲く、上品な見た目が特徴です。自立できず他の木に絡みついて育つため、庭では藤棚を用意し、花を密生させて観賞します。
10ハギ類
見頃8月中旬〜10月中旬
紅紫色の多数の花が咲くのが特徴です。秋の七草の一つとして、日本では古くから親しまれています。
11ヤマボウシ
見頃5月中旬〜5月下旬
初夏になると、純白の美しい花が咲く樹木です。丸く赤い実をつけますが、実は甘く食べることもでき、野生の動物たちの大切な食料となっています。
12シュンラン
見頃3月下旬〜4月下旬
黄緑色の花をつけ、長く垂れ下がり光沢感のある葉が美しい野生ランです。花の後につく実の中には無数の種が入っています。
13ショウジョウバカマ
見頃3月下旬〜4月下旬
山地の谷沿いの斜面など、やや湿った場所に生える多年草です。1cmほどの小さなピンクや紫の花が、花茎の先に球状に集まってきます。
14トキワイカリソウ
見頃4月上旬〜4月下旬
名前のとおり船のいかりに似た独特な形の花が咲く多年草です。富山県のものはすべて白い花です。
15エンレイソウ
見頃4月上旬〜4月中旬
大きな3枚の葉が特徴的で、真ん中に紫色の小さな花が咲きます。仲間であるオオバナノエンレイソウは、北海道大学の校章デザインのモチーフにもなっています。
16ササユリ
見頃5月中旬〜6月中旬
淡い紅色や白色の大きな花を咲かせるユリの仲間です。葉の形が植物の笹に似ていることが名前の由来となっています。
17ナンバンギセル
見頃8月下旬〜9月下旬
パイプのような筒状の紫色の花が咲く寄生植物です。南蛮から伝わった煙管(キセル)のような形をしていることから名前が名付けられました。
18ツリガネニンジン
見頃8月下旬〜9月中旬
釣鐘のような形をした青紫色の花が特徴的な多年草です。根の形が朝鮮人参に似ていることも名前の由来です。
19ヒガンバナ
見頃9月中旬〜10月中旬
秋の彼岸の時期に、強く反り返った赤い花が咲く球根植物です。各地にさまざまな呼び名が存在し、代表的なものでは曼珠沙華といった別名があります。
20フユノハナワラビ
見頃11月中旬〜12月下旬
花のように見える胞子葉が特徴的なシダの仲間です。秋にはワラビのような栄養葉が開き、冬には胞子葉が伸びることからこの名前が付けられました。
21ハナショウブ
見頃6月中旬〜7月中旬
梅雨の時期に華やかな花が咲く多年草です。様々な園芸品種があり、色のバリエーションの豊かさから、「色彩の魔術師」とも呼ばれています。
22スイレン
見頃5月下旬〜10月中旬
水面に浮かぶように美しい花が咲く水草です。朝に開き夕方に閉じる花は、エジプトでは古くから太陽のシンボルとされ、神聖な花として扱われています。